IT知識の秘伝書

フォントやテキストに関するCSS (font-family など)

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ここではフォントやテキストに関するCSSの基本をレクチャーする。全てを覚える必要はないが、どんな事ができるのかは確認するようにしよう。

フォントを変更するfont-familyについて

Webサイトには無料で使えるたくさんのフォントが公開されている。ダウンロードや配布先からフォントデータを参照する事により一風変わったフォントをWebサイトで使うことができる。

実は日本語のフォントは漢字がたくさんあるからフォントデータは少し容量が大きい事が多い為、それを使うとWebサイトの表示が遅くなるので僕はお勧めしない
新しいフォントを使う場合はその辺も考えないといけないのですね

font-familyでフォントを変える

html { font-family: ’使いたいフォントをここに書く’; }

例えば

html { font-family: Yuthic, "游ゴシック", "Yu thic", "ヒラギノ角ゴシック"; }

このコードは前回のページに出てきた<html>のルートのフォントを変えている。上記はブラウザやOSがデフォルトで持っているフォントなので読み込み速度は速い。

ダウンロードしたフォントや公開されているフォントを使いたい場合はCSSの応用編で解説する。

フォントの色や背景色を変更する

色を扱うカラーコードは別のページのCSSで色を扱う為のカラーコードについてで解説した。これを使ってテキストをデザインしよう。

.style1 { color: 'フォントの色をカラーコード等で指定'; background-color: '背景色をカラーコード等で指定'; }

上記を使った例を見てみよう。

<style> .style1 { color: white; background-color: #0044ff; } </style> <body> <span class="style1">デザインされたテキスト</span> </body>
デザインされたテキスト

フォントのカラーは白で背景が青色になっているな。

CSSを使ってテキストのデザインを変更する方法

表が大きいので面食らうかもしれないが、たいしたことは書いていない。大切な部分だけ色を付けたので確認してほしい。

プロパティ 説明
font-weight 100 フォントを最も細く
font-weight 200 フォントを細く
font-weight 300 フォントを少し細く
font-weight 400 フォントの太さを通常に
font-weight 500 フォントをほんの少し太く
font-weight 600 フォントを少し太く
font-weight 700 フォントを太く
font-weight 800 フォントをとても太く
font-weight 900 フォントを最も太く
font-weight thin 100と同じでフォントを最も細く。hairlineと書いてもOKらしい
font-weight extra-light 200と同じでフォントを細く。ultra-lightと書いてもOKらしい
font-weight light 300と同じでフォントを少し細く
font-weight normal 400と同じでフォントの太さを通常に
font-weight medium 500と同じでフォントをほんの少し太く
font-weight semi-bold 600と同じでフォントを少し太く。demi-boldと書いてもOKらしい
font-weight bold 700と同じでフォントを太く
font-weight extra-bold 800と同じでフォントをとても太く。ultra-boldと書いてもOKらしい
font-weight black 900と同じでフォントを最も太く。heavyと書いてもOKらしい
font-style italic テキストを斜体にする
text-decoration underline テキストに下線を引く
text-decoration line-through テキストに打消し線を引く
line-height 0.0 ~ x.x 1.5と指定したら文章の行間の幅を1.5倍にする
letter-spacing px 3pxと指定したら文章で文字と文字の間隔が3px広がる

上記表のプロパティの使用例

この例ではフォントを太くし、斜体にし、下線を引き、行間を2.5倍に、文字と文字の間隔を3pxに指定している。

.font-style { font-weight: 700; font-style: italic; text-decoration: underline; line-height: 2.5; letter-spacing: 3px; }
テキストに関するCSSのたくさんのプロパティを指定する事で、このように簡単にテキストのデザインや見た目を変更できるので覚えておこう!テキストに関するCSSのたくさんのプロパティを指定する事で、このように簡単にテキストのデザインや見た目を変更できるので覚えておこう!

テキストのデザインに関するhtmlタグとcss

タグ 説明
<strong>テキスト</strong> 重要なテキストを意味する。これを使うとSEOでそのテキストがヒットしやすくなるかも!?
<em>テキスト</em> 強調されるテキストを意味する。フォントサイズの単位のemだな
<u>テキスト</u> テキストに下線を引く。使われなくなってきているので非推奨になる可能性も
<mark>テキスト</mark> ハイライトされるテキスト。下でCSSのサンプルデザインを公開しておく
<del>テキスト</del> テキストを打ち消し線で表示して、削除されている事を示せる

上記のタグをデフォルトで表示すると下記のようになる。

strongタグのテキスト
emタグのテキスト
uタグのテキスト
markタグのテキスト
delタグのテキスト

タグのデザインを変える

mark { background-color: lime; }
強調されるmarkのデザインを変更

上記のようにタグを直接CSSでデザインを修正する事ができる。markはデフォルトは背景が黄色だが、ライム(黄緑)にCSSで変更した。このようにhtmlタグをcssで自分のサイト用にデザインを変更して使う事を覚えよう。